ボクシングSミドル級ハイメ・ムンギア、陽性反応もドーピング否定

2025.5.30 AFP BB News

https://www.afpbb.com/articles/-/3580606

ボクシング、スーパーミドル級のハイメ・ムンギア(メキシコ)は29日、ブルーノ・スラセ(フランス)に勝利した4日の再戦後、禁止薬物に陽性反応を示したと判明したことを受け、「自分は常にクリーンなアスリートだ」と主張した。

ボクシング専門誌リングマガジンのウェブサイトはこの日、ボランティア反ドーピング機関(VADA)が、ムンギアの提供した「A」検体が外因性のテストステロン代謝物に陽性反応を示したと「全ての関係者に通知した」と報じた。「B」検体が同様の陽性反応を示した場合、ムンギアは資格停止処分となり、勝利も無効試合に変更される可能性がある。

通算戦績45勝2敗(35KO)を記録している28歳のムンギアは、自身のインスタグラムに投稿した声明で、キャリアを通じて何度もドーピング検査を受け、一度も陽性反応を示したことがないと訴え、「この合宿中にも2度検査を受けていずれも結果が陰性だったため、この陽性反応の通知を受け取ったことは完全に驚きだった」と述べた。

また、「複数の専門家が汚染の原因は複数あると説明している。私は常にクリーンなアスリートであることを証明するために、過去、現在、未来のいかなる検査にも全面的に応じる用意がある」とし、「B」検体の結果が判明するまでこれ以上のコメントはしないと補足した。

ムンギアは4日にサウジアラビア・リヤドで行われたスラセ戦で3-0の判定勝ちを収めた。

一方、スラセはリングマガジンに対し、再戦の結果は「直ちに覆されるべきだ」と主張。「俺は(昨年)12月にメキシコへ行き、ムンギアを正々堂々とノックアウトした。そして寛大にも5月に再戦の機会を与えた」「彼は公平な条件では俺に勝てないと分かっていた。この結果が直ちに覆されることを信じている」と語った。

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