JBC、オキナワジムの仲里繁会長に3カ月間のライセンス停止処分 長男の日本王座決定戦で試合中や試合後にJBC試合役員に対して怒号

2025.5.22 サンスポ

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日本ボクシングコミッション(JBC)は21日、元東洋太平洋スーパーバンタム級王者でオキナワジム(沖縄・宜野湾市)の仲里繁会長(52)に今月3日から8月3日まで3カ月間のクラブオーナー(ジム会長)とプロモーターライセンス停止処分を科すと発表した。日本ライト級王座決定戦(3日、東京・後楽園ホール)の試合中や試合後にJBC試合役員に対して怒号したため。

仲里会長は日本同級元王者で同級2位の長男・仲里周磨(28)=オキナワ=が、同級1位の村上雄大(25)=角海老宝石=と対戦した日本同級王座決定戦で、長男のチーフセコンドを務めた。その試合中に着席が義務付けられているにも関わらず、椅子から立ち上がる場面があり、インスペクター(試合進行)を務めていたJBC試合役員に着席するよう促された。その際にJBC試合役員を怒鳴りつけた。

さらに、試合が引き分けに終わると選手控室に向かう通路でスーパーバイザー(立会人)に対して大声で試合の不満を叫ぶ行為に及び、「抗議は書面でするように」などと説明を受け、制止されたにも関わらずこれを続けた。JBCはこれらの行為がJBCルールに違反したと説明。「ボクシング界の一端を担う立場として品性を欠くものであるとともに、競技の公正さを著しく損ねるおそれがあることから、厳しい措置が求められる。また、仲里氏がリング上でレフェリーに食ってかかる行為や、退出にあたりタオルをリングに放る行為等が確認されており、セコンドという立場への自覚が欠如しているといわざるを得ない。以上を踏まえると、仲里氏には意識を改めさせる必要があり、相当程度重い処分が適当である」などと処分の相当性を記した。

仲里会長はJBCによると「感情的な発言をしたことを真摯に反省し、再度行わないことを誓約している」という。プロ戦績は周磨が22戦15勝(8KO)3敗4分け、村上が9戦6勝2敗1分け。

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