2025.11.20 ESPN
WBCジュニアライト級チャンピオン、スブリエル・マティアスの2度目のタイトル防衛は、一度もタイトルを防衛できなければ危うくなるかもしれない。
マティアス(23勝2敗、22KO)は、1月10日にブルックリンで予定されているダルトン・スミスとのタイトル防衛戦を前に、自主的アンチ・ドーピング協会の検査で禁止薬物に陽性反応を示した。
マティアスの陽性反応はパフォーマンス向上薬オスタリンによるものだと、ESPNの情報筋が確認した。マティアスが陽性反応を示した物質については、リングマガジンが最初に報じた。
「WBCは、WBCスーパーライト級チャンピオンのスブリエル・マティアス選手が実施した検査で陽性反応が出たという通知をVADAから受け取りました」と、WBCのマウリシオ・スライマン会長はESPNへの声明で述べた。「WBCはクリーン・ボクシング・プログラムのプロトコルに従い、調査プロセスを開始しました。私はチャンピオンのスブリエル選手とプロモーターのオレンゴ氏と話し合い、彼らは調査プロセスが進むにつれて全面的に協力する意向を示してくれました。」
マティアス選手は12月1日までにBサンプルの検査を要請しなければならないが、チームはESPNへの声明で、Bサンプルの結果を待つ間はこの件についてはコメントしないと述べ、マティアス選手が検査に応じる意向を示していた。
33歳のマティアスは7月にアルベルト・プエロを破り、2度目のタイトルを獲得した。
陽性反応が出たことで、1月10日の試合が危ぶまれるだけでなく、Bサンプルが陽性反応を示した場合、マティアスはタイトル剥奪の可能性もある。BサンプルがAサンプルと一致しないのは稀だ。
オスタリンは、ライアン・ガルシアが2024年のデビン・ヘイニー戦後に陽性反応を示した物質です。ガルシアの勝利は無効試合となり、ニューヨーク州アスレチックコミッションから1年間の出場停止処分を受けました。同コミッションは、マティアス対スミス戦も監督する予定です。

いちおうB検体の結果を待つか…。

