2025.12.3 ボクシングニュース
https://boxingnews.jp/news/113834
今週土曜日6日(日本時間7日)にWBAミドル級王者エリスランディ・ララ(キューバ)と3団体統一戦を予定していた同級WBO・IBF統一王者ジャニベク・アリムハヌリ(カザフスタン)が薬物検査に引っかかった。このため試合はキャンセル。ララは同日、米テキサス州サンアントニオで行われるこの興行で別の相手と対戦することになった。第一報はリングマガジンが伝え、他のメディアも報じた。
検査はVADA(ボランティア・アンチドーピング協会)が11月15日に実施した。アリムハヌリから見つかったのはメルドニウムという物質。効率的なエネルギー新生作用があるといわれる。オリンピックなどでロシアがドーピング・スキャンダルにまみれたときに話題になった薬物で、テニスのスター選手マリア・シャラポワやヘビー級のアレクサンドル・ポベトキンも検査でアウトになったことがある。
一部のメディアによると、アリムハヌリの母国カザフスタンなどでは医療目的として使用されるケースもあるという。アリムハヌリ陣営は潔白を主張し、Bサンプル(2次検体)の検査を要求している。
イベントを主催するPBC(プレミア・ボクシング・チャンピオンズ)はララの相手として急きょジョアン・ゴンサレス(ベネズエラ)を挑戦者に抜てき。WBA・S・ウェルター級12位のゴンサレスは3月に元同級王者ジャレット・ハード(米)に2-1判定勝ちしている。

ゴシ爺
ゲンナジー・ゴロフキンの後継者と期待していたのだが…。

