交際女性の顔を蹴るなどしてけがを負わせたとして、千葉県警八千代署は10日、傷害の疑いで、八千代市のプロボクサーで「イケメン淳」のリングネームで活動していた鈴木淳容疑者（32）を逮捕した。署によると、鈴木容疑者は「間違いありません」と容疑を認めている。

山形県出身。三谷大和ジムに所属していた昨年の6月12日、プロボクシング大会「GENKOTSU立川立飛Vol．5」に出場。8回戦で日本ライト級7位の齋藤眞之助（石川）と対戦し、序盤から接近戦を仕掛けたが、齋藤のボディーブローに苦戦。終始、圧倒されて0－3で判定負けしている。通算成績は18戦7勝（2KO）2分9敗。

逮捕容疑は、22年12月25日午後11時50分ごろ、八千代市の歩道で、交際していた県内の20歳女性に対し、胸ぐらをつかんで引き倒した上、顔面を蹴るなどの暴行を加え、右目打撲、右眼窩（がんか）内壁骨折などの全治4週間のけがを負わせた疑い。

署によると、被害を受けた女性が通行人に「警察を呼んで下さい。殴られた。助けて下さい」などと訴え、通行人が110番した。ボクサーの鈴木容疑者が殴ったかどうかも含め、詳しい状況を捜査するものとみられる。【沢田直人】