2024.6.10 イーファイト
奇行が目立つプロボクシング元WBC世界ライト級暫定王者ライアン・ガルシア(25=米国)が、米ロサンゼルス・ビバリーヒルズのホテルで器物破損の容疑で逮捕された。 米CBSのニュースではガルシアは宿泊した部屋、廊下などの器物破損。カリフォルニア州では400ドル以上の破損は重罪とされるが、約1万5千ドル(約230万円)の損害を与えた疑い。
TMZのニュースではガルシアが逮捕され連行される姿も公開。顔はヘルメット、両手を後ろに回し手錠をかけられ、上半身裸のため背中にはガルシアとわかるタトゥーが確認できる。
さらに同記事によると、「アルコールかドラッグの影響下にあったようだ」とし「目撃者によると、ホテルの外にはこの事件と思われるパトカーが10台近く走っていたようだ」と報じている。
ガルシアの弁護士は土曜日の夜遅く、ESPNに声明を発表。ガルシアが最近、母親の健康状態について重い知らせを受けたと語った。母親は最近、乳がんと診断されたとガルシアはSNSに投稿していた。
弁護士は「ライアンは何年にもわたって精神的な健康との闘いについてオープンにしてきたが、今、彼は計り知れない精神的な重荷を背負っている。ライアンがこのような個人的な試練を乗り越えるには、ファンや一般の方々のサポートと理解が不可欠だ。我々は、ライアンに必要なリソースを提供するために熱心に取り組んでいる。私たちのチームは、ライアンが当面の幸福と長期的な幸福の両方に対処できるよう、適切な支援とケアを受けられるよう尽力している。ライアンが家族と自分の健康に集中している今、引き続きサポートと思いやりをお願いしたい」とメッセージを送った。
しかしガルシアはそれ以外でもピンチに立たされている。
ガルシアは元々、精神疾患も手伝って奇行が目立ったが。4月、WBC世界スーパーライト級王者デビン・ヘイニー(米国)と対戦。会見では上半身裸でリュック姿、前日計量では体重超過し会場でなんとビールをがぶ飲みも試合ではダウンを含める圧倒の判定勝利(体重超過のため王座認定は無し)。その後、禁止薬物オスタリンの陽性反応が2度出ており、「B 」サンプルも陽性が確認。デヴィン・ヘイニー戦での勝利の抹消の可能性にも直面している。
https://efight.jp/news-20240610_1504295
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